洋服のシワからわかる情報
洋服に出来る シワ は 必要なしわと 不必要なシワ があります。
既製品の洋服を着用する時 どこにどのようなしわが出来るかで その洋服の
どこが体に合っていないかがわかります。
シワそのものが気にならないデザインであったり シワを楽しむデザインというのもありますので 一概には言えませんが
シワが 教えてくれる情報で オーダーメイドは どんどんその人の体専用のオンリーワンの洋服を作ることが可能になります。
たとえば ジャケットは 肩で着る洋服の代表的なものです。
その肩に出来るシワ ひとつで そのジャケットは美しくも やぼったくもなります。
肩まわりには 一切のシワがないのが理想です。
＊首の方向から脇に向けてハの字にしわが出る時
それは その人がなで肩である証拠でもあり そのジャケットの肩の角度とフィットしていないということになります。
肩先にあまりがあるため 出来てしまうシワです。
そんな 時は 肩パットをプラスして肩に高さを出すか
洋服の肩先をパターン上削って体に合わせるかのどちらかの選択により
美しいシルエットになります。
また 同じ ハの字のシワでも なで肩であるためのシワなのか
首まわりに お肉がついていることによって結果的になで肩になっているために
出来ているシワなのかの 判断をしなくてはいけません。
そのあたりは 経験がものを言う場合も多々あります。
パターンの修正も その理由によって変わって来ます。
＊首の近くに 横シワ もしくは ななめ上に上がるシワが出来る時
それは その人がいかり肩である証拠でもあり そのジャケットの肩の角度とフィットしていないということになります。
肩により 布が無理に上にひっぱられたことにより出来るシワということになります。
この場合は 肩先の分量を増やし 角度を変えて
いかり肩になるようにパターンを修正する必要があります。
